2018年2月5日月曜日

華麗なるLinuxの世界18 〜間違っていたのは俺じゃない!世界の方だ!〜

華麗なるLinuxの世界18
〜間違っていたのは俺じゃない!世界の方だ!〜

windowsのフォントの問題について
macユーザーやlinuxユーザーがよく言う話だが
windowsはフォントが汚い
井の中の蛙のwindowsユーザーがいくら否定しようが

これはただの事実だ。
この話題は、ぐぐれば大量にヒットする。

ブログでもtwitterでも何でもいい。winは汚いと非難の嵐だ。
例えば「windows フォント 汚い」で
ツイッター検索した結果を少々。(2018年2月4日時点)
逆に「windows フォント きれい」で検索しても
windowsのフォントを褒める意見なんか全然出てこない。
「ジョブズがwindowsには無いきれいなフォントを開発した」
「windowsにはきれいなフォントが無い」云々と出てくる。
確かに「きれい」という単語は出てくるが
windowsを批判する文脈ばかりだ。

リンク1 ここでは

「Macは綺麗だが、Windowsは汚い。比較にならないレベルだ」
と書いてある。
windowsの個別のフォントについても批評してある。

リンク2 ここではライターの山田祥平が、彼自身のtwitterで
アンケートを取っている。
827件の投票が得られた結果として、55%がmacを支持。
世界の9割を支配しているwindowsを支持したのは17%
macintoshユーザーはOSのシェアではせいぜい1割だ。
しかし美しさに関しては完全に逆転している。

私自身も幼児が、いや失言w、用事があって
XPを起動させると汚いフォントにイライラする。
windows10で、かろうじて"多少マシ"というレベル

まだ汚い事に変わりはない。

しかしいくら汚かろうが
世の中の9割はそのキタナイを基準にして動いている。
だからキタナイがジャスティスという矛盾が生まれている。
例えばフォントがズレるという問題。
フォントが違えば表示がズレる事がある。
2ちゃんねる伝統のAA(アスキーアート)がズレるのは

よくある話だ。
「ズレないAAを見たい」という需要は少しは存在するだろう。

(2ちゃんねるが面白かったのは10年ぐらい前の話じゃない?
今の2ちゃんねるなんかバカの"すくつ"だろう?
というツッコミは敢えて保留w)

AAに興味が無かったとしても、
何かのフローチャートを見たり書いたりする事なら

あるかもしれない。
ハイフン(-)やパイプ(|)や矢印(←→↑↓)で書いたのに

フォントが違うせいで見難くなる事もあるかもしれない。

こういうズレを根拠にして
「だからmacはダメなんだ」
「だからlinuxはダメなんだ」という批判は昔からあった。

だからと言ってwindowsがすぐれているというのはおかしい。
単に多数派だというそれだけの話。
その多数派だって実力で勝ち取った訳ではない。
散々不正をしたり卑怯な手を使って盗み取ったイカサマの王座だ。
この画像と同じ。こんなもの有難がっているのは味オンチ。

もうひとつ大事な事として
windowsの表示が、windowsで正しく表示できない
という矛盾した状況が発生している。これも有名な話題だ。
気付いていないのは、いまだXPしか使っていないボンクラか
眼 and/or 頭がおかしいバカだけ。

理由は簡単。MSがバカでマヌケで無計画だというそれだけの話。
要は最近のwindowsがXP時代のフォント等を切り捨てている。
クチを開けばすぐに「互換性!互換性!」とうるさい割に
このマヌケっぷりはどう説明するつもりか? 
過去、2ちゃんねるの全盛期に大量に作られたAAは
現代のwindowsで見ようと思ってもズレるのが仕様だ。
ましてやwindowsでも何でもないスマホ
=あいほん、あんどろいど ではお察しくださいw状態
もちろん「優秀」なはずのwindowsがスマホのシェアでは
せいぜい1%というお葬式状態なのは、もはや常識(参考リンク
Ω\ζ°)チーン ( ̄人 ̄)

というか私は不思議でたまらない。
iphoneやwindows10がズレてたら「しょうがない」で
許してもらえるのに
linuxがズレてたら「だからlinuxはダメなんだ」
と批判されるのはなぜか?
「ズレるからダメ」という理屈が許されるのなら
「だから うぃんどーず はダメなんだ」と言わなければいけない。
おい、どうした?声が小さいぞ?ハッキリ言え。
うぃんどーずは欠陥品です。こんなもの使うのはバカです」と

ここでハッキリさせておこう。
間違っていたのは俺じゃない!世界の方だ!

HPの管理人等の間でもAAがズレる事は話題になっている。
そもそもAAは 
「16px(12pt)のMS Pゴシック、行間2px」を
標準として作られている。
べつにこれがすぐれているから採用された訳でもない。
単に多数派だったからという「繰り上げ当選」でしかない。
そしてこの環境は現在のwin環境では既に"いらん子"状態。
例えばvista以降では同じMS Pゴシックでも種類が違う。
そのせいでXP時代の表示が完全には再現できない。
参考リンク1 参考リンク2

これはMSも公式に認めていて修正プログラムも配布中だ。
(参考リンク) 
しかしこの修正プログラムも問題ありで(参考リンク
こいつらは一体windowsをどうしたいんだろう?と
毎度ながら呆れてしまう。

AAのズレにどう対処するのか?というのも
ぐぐれば大量に出てくる話題だ。
参考リンク1 参考リンク2 参考リンク3

この問題は究極的には「お手上げ」としか言えない。
だから最近のまとめサイトではAAが画像として
貼り付けされている事が多い。参考リンク1 リンク2 リンク3
元々文字を並べて画像的な表現をしていたのに
その文字が変わってしまってまともに表示できなくなったからだ。 

MS本家はこの問題についてどう考えているんだろう?
というと「何も考えていない」が正解のようだ。
ああ、通常営業ですね。バカのMSらしくて結構、結構。
IE9以降では「仕様」でAAがズレるがMSは知らんぷり。
(DirectWriteというゴミAPIが悪い)
MS日本法人もフォントに限らずMS本社に意見や報告を

上げていると称してはいる。(参考リンク
では、その成果としてズレなり何なり解消したのか?というと
むしろ悪化しているのが現実。
たとえばIE11以降はこのゴミAPIを無効化できなくなった。
べつに技術的に困難なわけでも何でもない。
例えばwindows環境であったとしてもfirefoxはズレない。
無料ソフトに負けて恥ずかしいとは思わないのか?

いや、勝ち負け以前に、元々無効化の機能は存在した。
それを勝手にMSが削除したのが悪い。
「作れ」と言うのなら技術的に困難とか何かあるかもしれない。
元々できていたのだ。そのままソットしておけばよかっただけ。
「いらん事するな!」という単純な話。いつものMSのバカ炸裂。
「勝ち負け」ですらない。「負け」以下だ。 
間違っていたのは俺じゃない!世界の方だ!

「もし何かあったら困るから」と言ってlinuxを否定する馬鹿は
毎日毎日目の前で「何かあって」も気付かないらしい。
そういうバカは次の休みの日に眼科と精神科ハシゴしてこい。
キミぐらい頭が悪けりゃ、さすがに即入院だと思うよ?

では、ゴミと知った上で、
そのゴミをlinuxで閲覧する方法を紹介する。
まずAAがズレる理由だが第1の問題はMS Pゴシックと比べて
フォントの左右の幅が違う所。
つまり、左右の幅が一致したフォントを使えばよい。
これで問題が100%消えるわけではないが大体治る。

MS Pゴシックとの互換性を意識して作られたフォントは
複数存在する。

たとえばIPAモナーフォント、Monapo、
梅Pゴシック、小夏フォント、まだ他にもある。 
参考リンク1 参考リンク2

fedoraならリポジトリで"2ch"と検索するとヒットする
mona-bitmap-fonts.noarch
 : Bitmap Japanese font for text arts
mona-sazanami-fonts.noarch
 : True Type Japanese font for text arts based on Sazanami
mona-vlgothic-fonts.noarch
 : True Type Japanese font for text arts based on VLGothic 

centos7ではヒットしない。
そこで、例えばここからIPAモナーフォントを拾えばよい。
例えば
$ wget http://www.geocities.jp/ipa_mona/opfc-\
ModuleHP-1.1.1_withIPAMonaFonts-1.0.8.tar.gz
そして解凍 例えば
$ tar -zxvf opfc-ModuleHP-1.1.1_withIPAMonaFonts\
-1.0.8.tar.gz
中身に拡張子ttfのファイルが5つあるのでそれを
ホームディレクトリ直下の.fontsフォルダに保存。
(無ければ作る というか普通は無い)

先頭のドットを忘れない事
ドットから始まるのはドットファイルと言って
linuxにおいては隠しファイル 隠しフォルダ
通常の状態では非表示。
こういうものを表示したいならgnomeのfilesでは
ctrl + hを押せばよい。

最後にターミナルで$ fc-cache -fvで終了。
これはフォントキャッシュの更新
今あるフォントの棚卸的な、総チェック的な作業をさせる事で
OSに今使えるフォントはどれかと再確認させている。

コレ以降、libreofficeでもgeditでもフォントの選択肢が増える。
firefox quantumでフォントを変えるなら
右上の隅の横線が3本並んでるようなボタンを押して
preferences開いてfonts & colorsを直せばよい
これは直す前 大幅にズレている。
これは直した後....一応治っているがまだちょっとズレている
ところで...微妙にズレている...コレ。
一体何のスクショかわかるだろうか? 
これはwindows10におけるedgeとIEである。
初期設定から変更はしていないからIEはMS Pゴシック
つまりこれがさっきから書いている、
MS Pゴシックのバージョンの問題。
ズレるだけならまだしも文字化けも発生する(参考リンク
ましてedgeに至ってはフォントは変更不可。
どこかでフォントを買うなり何なりしても使い道ナシ。無意味。
救いようが無い (参考リンク) MSコミュニティより
"edgeはフォントが変更できません"

ほれ?どうした?ズレたら許されないんだよな?
じゃあwindowsなんてもう一生使えないよな?ん?
windows10 64bit enterprise fall creators update適用版
edgeは41.16299.15.0 IEは11.192.16299.0

フォントついでにRictyというフォントを紹介しておきたい。
Rictyは「プログラミング用」と称するフォント
(参考リンク
私自身が入れてみた感じでは特に見やすくもなく見難くもない。
ひとつの特徴は全角スペースがカタカナの「ろ」→ロ
みたいな四角で表される所だろうか。
これはコーディングの最中に間違って全角スペースを打つと
エラーの元、半角スペース2個と全角スペース1個は見分けにくい
・・・等等の理由によるのではないか?と思われる。
実際のインストール作業は簡単
# yum install fontforge // これはフォントそのものではない

ここからInconsolata-Bold.ttfと
Inconsolata-Regular.ttfを拾う。
例えば
$ wget https://raw.githubusercontent.com/google/fonts/master/ofl/inconsolata/Inconsolata-Bold.ttf
$ wget https://raw.githubusercontent.com/google/fonts/master/ofl/inconsolata/Inconsolata-Regular.ttf 


ここからMigu 1Mを拾って解凍
例えば
$ wget http://iij.dl.osdn.jp/mix-mplus-ipa/63545/migu-1m-20150712.zip
$ unzip migu-1m-20150712.zip

ここからRicty生成シェルスクリプトを拾う
# chmod +x ricty_generator.sh
$ ./ricty_generator.sh auto // シェルスクリプト実行

元記事では$%になっているがこれは別に意味はない。
% ./ricty_generator.sh auto
一般的なシェルはbashで、bashはプロンプトが$である
だが、世の中すべてがbashではない。
違うシェルでは違うプロンプトになる。
例えばzshでは%が表示される。

ここまでの作業の結果Ricty〜.ttfが計8個生成される。
これを先ほどの.fontsに移動する。後は例の
$ fc-cache -vf これで終了。

ここまで読んできて大体気付いた読者もいるだろう。
フォントを拾ってきて.fontsに入れて
$ fc-cache -vf これで基本的に動く。

・・・ならば、MS Pゴシックを拾ってきて
.fontsに入れてしまえばいいんじゃね?

はい、そうです。ぶっちゃけソレで動きます。

どこから拾ってくる?というのは
例えば昔使ってたXPからでもいい。
バージョンは違うが評価版のwindos10からでもいい。
場所ならXPだろうが10だろうが C:¥Windows¥Fonts
コピペで済む話だから設定方法的・技術的には簡単だ。

面倒くさいのは著作権的な話題だ。
著作権的に非常にややこしいから「ぶっちゃけ」動く
という微妙な表現を使った。

まずMS Pゴシックでも何でもいいが
アレは一体誰のモノ?誰の著作権が保護されるべきなんだ?
という疑問から説明する。
確かにMS Pゴシックはwindowsの中に
セットで入っているせいで世間一般に広まった。
しかしアレはマイクロソフトが作った訳ではない。
アレを作ったのはリコーだ。(参考リンク

では、リコーの著作権が・・・と思うと実はここに罠がある。
そもそもフォントに著作権は無い。

「印刷用書体がここにいう著作物に該当するというためには、
それが従来の印刷用書体に比して顕著な特徴を有するといった
独創性を備えることが必要であり、
かつ、それ自体が美術鑑賞の対象となり得る美的特性を
備えていなければならないと解するのが相当である。」
by最高裁判所 平成12年9月7日判決


20年近く前に最高裁まで登場する事態になっている。

参考リンク1 参考リンク2
特に参考リンク1の方は
「フォントは著作権で保護されるものではない。
しかし、自社製品であるフォントの使用を規制し
ライセンス料を徴収しようとしたら無視された。
これは財産権の侵害である。
尚、使用に関する規制は後出しじゃんけんで言い出した模様」
という泥仕合の裁判すら話題に出ている。
なかなか笑わせてくれるが、原告(フォントベンダー)の負け。

更に面倒くさい話は続く。
著作権ねえんだろ?

ライセンス料徴収しようとしたら裁判負けたんだろ?
じゃあMS Pゴシック使い放題だぜヒャッハー!
・・・とは言う事はできない。

それは「XPからパクる」所が問題になるからだ。
XPはOSでありソフトウェアだ。
だからその中のフォントもソフトウェアの一部という意味での
著作権保護は受ける。・・・('A`)マンドクセ
フォントには著作権は無いが
ソフトウェアのフォントはソフトウェアだから著作権はある。
但しフォントには・・・(以下略w

このMS PゴシックはOSにセットで付いてくるから
といってタダな訳ではない。買うとしたら結構お高い。
MS Pゴシック単品は購入すればデスクトップは129ドル
mobile appは1290ドル。サーバーは年間1290ドル
例えばここで購入可能
(デスクトップとサーバーの違いは何だろう?等色々不明だが
こういうのはEULAなり使用許諾契約なり何なりで決まる)

メイリオその他のフォントも同じことだ(メーカーは違う)
こちらはお値段同じのmeiryo 

更に話がややこしくなるのがメーカーがリコー(orその他)
だとしても、windowsとの中に入ってる「アレ」の
著作権はマイクロソフトのものだ、という点。
各フォントの著作権はwindowsの画面上に表示させることができる(参考リンク) 

更に更にややこしくなるのが
私自身がwindows10の評価版で同じ表示を試すと
著作権はリコーのものだと出てきた点。
おかしい。なぜ矛盾する?
評価版だと、リコーとMSの間の契約上の何かがあるとか?
と思って会社のぱそこんでも試したが全部リコーと出てきた。 

・・・いったいあのフォントは誰のものだ??

もちろん著作権云々の話になってくると、
当然商用利用の可否という話題にもつながる。

ところでwindowsのフォントは商用利用禁止なのだが
読者諸氏は知っていただろうか?

参考リンク MSゴシックとMS明朝は商業利用禁止!?
いや、厳密には「今は」商用利用可という意味らしいが
リンク切れ(404エラー)で大元のソースをチェックできない。

しかしコレは由々しき事態ではないのか?
日本全国の会社なり店なりで書類なり請求書なり
何も考えずに印刷している(orしていた)のではないか?
ぱそこん教室で「エクセルで見やすい請求書を作りましょう
などとアホ講師が言ってたら犯罪教唆ではないのか?
・・・それホントに大丈夫なのか?大丈夫だったのか?

先程のリンク先では
メイリオはWeb・印刷・映像でも使用しても良い
と言うことになるのではないでしょうか。
もちろんWindows上でWindowsのソフトウェアを
使用することが条件ね。
他のOSにメイリオを持っていって、Webサービスとかで使っちゃダメだぞ。
なお、MS明朝とかは著作権者は株式会社リコーなので注意してください~。

とも書いてある。・・・。意味不明。
「Webで使用しても良いけどWebサービスで使っちゃダメ」
ハァ?? 誰かこれをガンダムに喩えて説明してくれ。

それから今紹介したリンクでは
「MS明朝とかは著作権者は株式会社リコー」 と書いてある。
やはり著作権者はリコーなのか?

例えばここのHPでもそういう話題は出てくる。
同HPでも話題になっているがwebでフォントを使うとして
問題になるとしたら画像として表示した場合ではないのか?
ただのHPの文章・本文を書く時に何のフォントを使うかは
"web" or "webサービス"で使った事にならないはずだ。

当然、これは上で紹介したAAの画像を貼り付けている
まとめサイトって実は違法サイトなのか?
という疑問にもつながる。
もちろん、商用利用とは具体的に何か?という疑問込みだ。
たとえばamazonの広告は貼ってもいいのか?
他にも、自分で広告を意図的に貼らなくても
サイト運営者側が勝手に経費捻出のために広告を出す事もある。
これも商用なんだろうか?
たとえばyoutubeの動画。youtube動画に字幕を付ける時
特定のフォントを使ったら商用利用か?
youtubeを再生したらぐーぐるが広告も挟んでくるのは仕様だ。
フォントを使ったのは私 広告を出したのはぐーぐる。
さて、これは誰の商用利用だ?
そしてこれはアウトなのか?セーフなのか?
実に('A`)マンドクセ

例えばアナタがHPを見たとする。
その時のHPがMS Pゴシックで表示されたとする。
AAがズレずに表示された。
いやー、やる夫はおもしろいなあとアナタがホルホルした。

さて、この時のMS Pゴシックはどこから出てきた?
それはアナタのぱそこんだ。
だからこそ、macやlinuxで同じHPを見た時は
「フォントが違うからズレる」という問題が発生する訳だ。
しかしAAの作者が、せっせとAAを作った時も
MS Pゴシックだったりはしないのか?というと
それは作者のぱそこんがXPなり何なりだったんだろう
という話。
webサービスとしてMS Pゴシックを提供はしていない。
HPの本文なりAAなりは、サーバー上のデータとしては
MS Pゴシックでも何でもない。ただの文字列。
文字コードという記号の羅列。
その記号の羅列の中にMS Pゴシックとしての
属性・デザインは含まれない。
フォントでも何でもないのだからMS Pゴシックではない。

同じHP(リンク)ではリコーからの回答として
MS ゴシック等の著作権はマイクロソフトのものであり
商用目的の可否もマイクロソフトが判断する問題だと書いてある。

なぜだ?メーカーそのものであるリコーは著作権はMSと言う。
そのMSは著作権はリコーと言う。
そして横から最高裁判所が
「フォントに著作権はありません」と言う。

私「このフォントは誰のもの?」
MS「私ではありません。リコーです」
リコー「私ではありません。MSです」
裁判所「そもそもフォントに著作権はありません」

・・・一体どうしろと??
フォントの著作権はウヤムヤにするんだとしても
ソフトウェアとしての著作権すらMSは手抜きだ。
例えばフォントの使用方法の規約がどこを読んでも曖昧。
もちろん、口を開く度に、言う事が変わるというのもお約束。

2018年2月の時点でまだ削除されていない
イコール、現在でも有効なのでは?と思われるMSの規約は
たとえばこれ 
「マイクロソフトの著作物の使用について」

ここを読んだだけでも随分とメチャクチャだ。
たとえば
マイクロソフト製品について言及する場合は、
製品の正式名称を使用する必要があります。
・・・だそうだ。
私がしょっちゅう「えっくそぴー」と言ってるのはアウトらしい。

いや、それどころか
わいせつまたは性的な内容での使用、
およびマイクロソフトやその製品、あるいは他の個人や団体を
批判、中傷、または誹毀することを目的とする使用であってはなりません。
・・・だそうだ。
エロ動画なんか見たら一発でアウトだったらしい。
ついったーで人の悪口書くのも多分一発アウトだろう。
中傷ならまだしも、批判すらダメとかガチガチすぎるルールだ。

これを守らないとライセンス違反らしい。
実際にはさっきの商用利用含めてEULAは無視されすぎだ。
守っている人なんか下手すればひとりもいない件。

たとえばここ参照
ビル・ゲイツ氏がAppleの対応を批判

ほれ。「批判」はライセンス違反なんだよな?犯罪者乙!

批判すら禁止ならディベートも裁判も国会討論も
全部ぱそこん禁止で手作業で仕事しているのか?

法令遵守だのコンプライアンス遵守だの能書きだけご立派で
やってる事はただのライセンス違反ではないのか?

犯罪者乙!

こういう犯罪者どもの非道と比べれば
AAをズレなく見たいというのは随分控えめな願望だ。
少なくともこれは非商用で個人利用であるのは間違いない。

ゲイツ自らが犯罪行為に走っているのが許されるのなら
MS Pゴシックのコピーぐらい許されるのではないか?

ちなみに「codetriplesevenでMS Pゴシックを
コピーしろと書いてあるのはけしからん」と書いたら
ソレ、"批判"だからライセンス違反だと思うよ?(笑 

犯罪者乙!

さっきのHPには「フォント」という項目があり、
以下のように書いてある。
 

Windows には、多数のインストール済みフォントが付属しています。
(中略)
Microsoft Office と Windows の両方の使用許諾契約書
(EULA) にはフォントに関する条項があり、
それらの製品に含まれているフォントの取り扱いを規定しています。
通常、マイクロソフト製品に付属するフォントは、
変更、コピー、または再配布することはできません。
(中略)
マイクロソフトのフォントに関するライセンス情報は、「Typography (タイポグラフィ) 」を参照してください。
詳細については、著作権専門の弁護士にご相談ください。


EULAの話なのになぜか著作権専門の弁護士に丸投げした件。
フォントに著作権は無いというのが日本の最高裁の判決だが
これは例の「フォントとソフトウェアの違い」なんだろうか?
だとしてもPDFに埋め込みはどうなるんだ?という疑問もある。
フォントのコピーが許されないならスクリーンショットで
文字が写り込んでいたらどうなるんだろう?
著作権フリーのフォントに切り替えようかと思ったら
edgeではフォントが切り替えられなくなったのはなぜか?

懸案事項はいくらでも出てくる。
それが「弁護士に相談」してください、か?
だからEULAは法律ではないとあれほど(ry
弁護士に相談したら弁護士が
edgeにフォント変更機能付けてくれるのか?
こういうのを職務怠慢と言う。
商用利用の可否含め、
MSが規定をキッチリ、ハッキリさせれば済む話だ。

ちなみに参照しろと書いてあるタイポグラフィのHPとは
こちら(リンク
試しにMSPゴシックを選んでみたら出るページはこちら
Creation Date:1/12/2009 9:41:10 PM
しかも
Products that supply this font の下の一覧が

Office Mac 2008   
Windows 7   
Windows 8   
Windows Server 2008   
Windows Vista

つまり古いXPその他の時代のMS Pゴシックが
無かった事にされている。
XPならサポート終了だからまだいいとしても10が出てこないのはなぜなんだろう?
更に不思議なのは
Copyright:©2012 data:RICOH Co.,Ltd. typeface:RYOBI IMAGIX CO.

・・・・。また始まった。

私「著作権は一体誰のもの?」
MS「いやいや、フォントはリコーさんのものです」
リコー「いやいや、フォントはMSのものです」
裁判所「いやいや、フォントに著作権はありません」

・・・もういいよ。バカに質問した私が悪かったよ。

MSの手抜き説明はまだまだ多数ある。
MSがちゃんと説明しないせいで誰もが
勝手な憶測で好き勝手言い出して収拾がつかなくなる。

たとえば(参考リンク) 
「マイクロソフト ソフトウェア ライセンス条項」には(Windows 7 Professional の場合)
フォントの埋め込みに関する制限の下で許容される範囲で
コンテンツにフォントを埋め込む。
ことが許可されるとの記載があります。


これが具体的に何を指すのか明確に言える人が一体何人いる?
この制限だの許容だのの具体的な内容はMSのHPを見ていても
全然出てこない。
先程のリンク先のHPの筆者は
Windows に付属の和文フォント全般に関しては,フォントの

埋め込みなどの際の利用条件は(おそらく意図的に)
明確化されていません。
とギブアップ宣言してしまう始末だ。

たとえばここ。windowsのフォントを別のwindowsで
使えるのか?という質問。回答によると・・・
Windows のライセンス条項では Windows に含まれる

コンポーネントの一部を取り出して再配布することは
別の許諾が無い限り禁止されています。
いや、別のぱそこんで使いたいというのは「再配布」だったのか?
これはただのコピーではないのか?というのが疑問。 
更には
専門の弁護士に相談されることをお勧めします。

だそうだ。弁護士は法律の専門家だったのではないのか?
windowsのライセンス条項はEULAではないのか?
いつからソレは法律になった?よくわからない事を言う人だ。
挙句の果てには
結局本当にダメなのかどうかは裁判所で
判断してもらうしかない訳ですよ。
じゃどうするかというと、もう先に利用しちゃって、
その後で「債務不存在確認訴訟」を起こすとかだと思います。
・・・こいつバカ?
EULAは法律ではないと何度言えばわかる? 
EULAはend user license agreementだ。
使用許諾契約書だ。
契約をどうするか、そんなもの当事者が決めればいい話だろう?
なぜ裁判所に判断してもらう必要がある?
というか、裁判所と弁護士は違うんだが
こいつはなぜ裁判所なんか言い出した?
本家MSは弁護士に相談しろと言っている。裁判所ではない。

仮に裁判所と弁護士の違いが些細な問題だったとしても
EULAなんかまずは当事者が決めなきゃ話にならないはずだ。
お前はバイト君の時給を決める時、いちいち訴訟起こすのか?
要はMSがちゃんと仕事すればいい話だ。
挙句の果てには「先に利用しちゃえ」とかバカ丸出しだ。
先に利用して既成事実だけ作って許されるんなら
もう無法地帯化してしまえという話か?
だったらいっそwindowsそのものをフリーソフトにすれば?
少なくともwindowsが無料化されれば
海賊版OSは駆逐できるはずだ。
 
こんなバカでもMVPで会社社長らしい。(参考リンク) 

更に更にややこしいのが。MSの見解とて時期によって
主張内容が変わってきているという事。
このせいでweb上での議論にも複数の矛盾が出てきている。
「当時としては正しかったが、今となっては間違っている」
というものが含まれる。
もちろん、最初から間違ってるゴミみたいな意見もあるw

さっきのMS Pゴシックの著作権者はMSか?リコーか?
という問題だってそういう"複数の矛盾"のひとつかもしれない。
例えばこのHPではMSの見解として
日本語のフォントに関しては、外部のフォントベンダーがすべてのフォントの開発に関わっています。そのため、各段階での著作権者の権利を守るため、マイクロソフトでは日本語フォントの使用許諾契約書で許諾される以外のご使用について、許諾を出さない方針です。フォントの再頒布や、お客様のソフトウェアでの使用等の権利処理については、日本語フォントのプロパティに表示される各フォントベンダーに直接お問い合わせください。
という文章が書いてある(ソースのMSのHPは既に削除済み)

タライマワシ乙!!

ちなみにここのHPではやはりリコーに問い合わせている。
その結果として請求書の宛名等や年賀状のプリントに
リコーのフォントを使うのはよいがDMや名刺はダメとの事。

どうも「不特定多数」というのがひとつの判断基準なのか?
例えば請求書なんか不特定多数には出さないだろう。
(ワンクリック詐欺業者でもない限りはねw)
年賀状だって付き合いのある個人や会社だろうから
不特定ではないはずだ。

だが、DMや名刺は誰に出すor渡すと事前に特定が困難。
そういう不特定多数が鬼門だとすると
動画のテロップや画像の中にフォントが入り込んで
それをインスタやyoutubeに上げるのもやはりアウトなんだろう。 

ここまで紹介した2つのリコーの回答にも出てきているが
個人的な使用用途を越えるものの場合、商用使用許諾契約が必要
どうもこれがリコーの意見らしい。
(MSは責任放棄して逃亡w)
まとめサイト見てやる夫AA見てニヤニヤ、ホルホルするのは
明らかに個人的な使用用途であり非商用であろう。

リコー「個人利用ならいいですよ」
MS「えーっとえーっと リコーさんに聞いてください」
裁判所「フォントに著作権はありません」
私「・・・。この3バカトリオどうする?」

私が「XPからMS Pゴシックぱくって来い」と書いたら
著作権ガーとヒステリー起こすバカが必ず1人はいるだろう。
私自身が書いてなくても似た事を書いているHPで
それはグレーゾーンだ、いや、アウトだ云々
という話題はよく出ている。
ここまでに紹介したリコーの2つの回答が
いまでも有効であるとするのなら
(そして例のバカ社長の「まず使っちゃえw」が正解だったとするなら)
実は「XPからぱくってもセーフ」だったのか?
という可能性すら出てくる。

ぱくりついでに印刷したり、
ましてその印刷が会社や店の業務用途だったり
動画や画像にぱくったMS Pゴシック使えばアウトかもしれない。

しかし最初から書いているはずだ。
MS Pゴシックなんて別にすぐれてもいないし美しくもない。
単に多数派だったからデファクトスタンダードとして
広まったというそれだけの話。
こんなものわざわざ選ぶ理由なんか無い。
あるとしたら過去のAAその他だ。
「AAを正しく表示させてニヤニヤ・ホルホルしたい」
これは正当な権利ではないのか?

少なくとも過去の時点ではMS Pゴシックは商用利用禁止だったはずだ。
それなのにお前らバカどもは平気な顔でバリバリ印刷しまくって
「いやー、やっぱビジネスにwindowsは必須だよね」と
ピントのズレた事言ってたはずだ。
ライセンス違反乙。犯罪者乙。
それと比べたら
「XPからぱくってきたMS PゴシックでAAを見る」
随分かわいい話ではないか。

参考リンク
ubuntu日本語フォーラムより。
なんか非常に微妙な問題のようですね.
あまり,やぶへびなことは言わないのが賢明

との一文がある。ヘタな事言って訴訟でも起こされたら
たまったものではない的なニュアンスかと思われる。
つまりこのフォーラムでの見解はグレーゾーン。

参考リンク2
ここのHPでは
MSの見解は法律ではない。"一企業の見解"である。
よって従う義務はない。
との主張。

これも少しおかしい。MSの規定が法律ではないのは当然だ。
だが著作物は著作権法によって守られるというのが日本の法律だ。
MS Pゴシックその他だってそういう保護の対象ではないのか?
ならばMSに従う義務は無くても法律に従う義務なら出てくる。
MSに従うつもりは無くても
結果的に従わざるを得ないパターンだ。 

参考リンク3
Ubuntu(Linux)上でMSPゴシック(MS Pゴシック)を使えるか否か
使えるけどWindowsから抜くしかないからライセンス上真っ黒けだ!使うな!

という話題が出ている。 
グレーどころか「まっくろけ」とまで言うなら
一体どこにその根拠があるんだろう?と不思議だが
どうも2ちゃんねるあたりで批判に晒される事を恐れているっぽい。
つまりソースは2ちゃんねる(キリッ かw

参考リンク4
勝手に別のウインドウズのPCからコピーすることは違法です。
例え、そのPCがあなたのものでも同じことです。

CPUが違えば、コピーして使えば、ライセンス違反です。

一方こちらはグレーゾーンどころか違法とハッキリ明言。
しかし「CPUが違えば」という主張の根拠がどこか不明だ。

しかし、この理屈なら私がウチのぱそこんにXPインストールして
MS PゴシックをUSBにコピーして保存した。
次に同じぱそこんにcentosをクリーンインストールして
先程のUSBに保存したMS Pゴシックをコピーして使った。
これならCPUが同じだからセーフなのだろうか?

或いは逆のパターンもあるかもしれない。
家でXPを使っていた人がちょっとゲームもしたいと思った。
けどCPUが少し遅いからゲームが遅延したら嫌だと思って
パーツショップでCPUを買ってきた。
さて、CPU交換をすれば「CPUが違うから違法」になるのか?

そもそも「違法」というのなら何という法律の何条だ?
「CPUが同じならおk」「CPUが違えばアウト」
こういうものは普通はEULA等で規定する事ではないのか?
ここまで法律は口出しするものなのか? 
先程の参考リンク2の主張通り、MSの言う事は法律ではない。
そう考えられないのだろうか?

さて、MSが主張内容をコロコロ変えるのもいつもの事だし
しかもその主張内容が意味不明なのもいつもの事だ。
ぐーぐる検索したら知ったかぶりのバカが
でまかせを言っているのも、それもいつもの事だ。 

いや、実にこのへんの話題は長ったらしくて面倒くさい

ところでお困りの皆様に実に耳寄りなお話を伝えよう。
実はMS Pゴシックだけがフォントではない。
著作権フリーなフォントだって世の中には存在する。
それなら請求書だろうが宛名だろうがDMだろうが
ガンガン使えばいい。
いや、驚くなかれ、OSだって著作権フリーなOSがある

マジですか そんな神OSあったんですか
自由にガンガン使っちゃっていいんですか
いいんです!その神OSの名をcentosという

最後はお約束のひと言をオナシャス
「黒幕はキリスト教徒!」